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子猫その後~

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ジンジャーはなかなかのおりこうさん猫。

来た日こそ、布団の上に大きな地図を描いてくれたが
おしっこのついたシーツを猫砂の中に入れてやると、そこを自分のトイレと
認識したようで、それ以降はトイレで用を足してくれる。

しかし・・・気になることが一つ。

呼吸が荒い。驚くほど荒い。

実家には」二匹、そして私もチャロを飼っているが
リラックスしている時や寝ている時には呼吸が深くなり、お腹が普段よりは
少し大き目に上下する事はあっても、こんなにポンプをおすかの如く
早く大きく動くのを見た事はない。

里親のトピックスを立てる前に健康チェックを受けるために
獣医さんに連れて行った。

キャリー・バッグの中では暴れていたジンジャーも病院のベッドの上では
大人しくなった。
まず、便の検査をしたが、さすが野良猫。
大量の回虫の卵が便から見つかった。身体からは蚤も見つかった。
すぐにレボリューションをしてくれた。
これで、回虫も駆除出来る事があるらしい。

先生が、ジンジャーの呼吸の荒さを見て、レントゲンを撮った。
ジンジャーの画像と、普通の猫の画像を並べて見せてくれた。

レントゲンの映像を見て驚いた。

ジンジャーには横隔膜がない。
普通の猫は背骨があり、その周りに肋骨があり、その中に大きな空洞があり
心臓・肺がきちんと写るのに・・・・
ジンジャーにはその空洞がなく、心臓の映像が見えない。
肺と思しき臓器が下からせり上がって来ている腸に圧迫されてかすかに
見えるくらいである。

先天的なものなのか・・小さい頃に何かの事故にあって横隔膜が
破裂してしまったのか、どちらかは分からないが
手術が必要との事。

ただ、体重がまだ2キロもないので二週間ほど様子を見て
それで順調に体重が増えているなら手術を受ける事になりそうだ。
その間に食後の嘔吐がないか・・・呼吸困難に陥っていないか観察を
続けてくださいといわれた。



病院のお医者様が何か質問はありませんかと聞いたので
麻酔の事故が起きる可能性について質問をした。

やはり、身体が小さいと麻酔事故の確率は増えるらしい
あと、麻酔とのアレルギーの問題もある。
最近も同じような症状の子の手術をしたらしいが、手術自体はとても
上手くいったのに、その子はとうとう麻酔から醒める事がなかったらしい。

その子のはジンジャーよりもっと小さかったらしい。
しかし、症状が重くご飯を食べてもせり上がった腸に圧迫されて
嘔吐してしまい、呼吸もとても苦しかったそうだ。



憂鬱な気持ちで帰宅した。
ジンジャーは帰って、ご飯を食べてトイレをした。
その後、夜中にやっと初のウンチをした。
ウンチをして体が楽になったのか、ご飯もお水もいつもより食べる回数が多い。
しかし、内臓が圧迫されているので一度に沢山のご飯を上げることは出来ない。
食べた後の嘔吐もなく、おりこうさんにしている。


かわいそうに・・・・・
ジンジャーは大人しい子で、部屋の中でもそんなに走り回ったりしなかったけど、それはしたくても身体がしんどくて出来なかったのだ。
そして、食事をちゃんと出来なかったので、軽い脱水症状等・・・
色んな不調があったのだろう。

今朝起きると、フードが入った袋をかみ破っていた。
そんなに暴れるほど腹が空いたらしい。 (笑) 良かった。
いい兆候だ。
しっかりと食べて、飲んで体力をつけて手術して貰って
元気になって里親さんを探そうね。

どうか・・・ジンジャーの手術が上手く行きますように
祈ってやってください。
by sarah000329 | 2011-11-22 15:00 | ネコ
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