涙

大好きな師匠と２ショット。発表会の打ち上げにて



この日は珍しく私も二次会にも参加した

そこで師匠とゆっくり話す機会が久々にあった。

色んな事を聞いてもらった。今まで胸の中に溜めていた事が一気に出てくる。

一度口にすると、あとはもう言葉の奔流で　止まらない止まらない

おまけに涙まで出てきて最悪だった。

喋りながらとにかく泣く。泣いている合間に喋る。


でも・・・・・・・　師匠はやっぱり大きかった。

師匠の言葉が有難くて　また泣けた。





「あんたはまだまだこれから。嫌な事もいっぱい経験するだろうけど

それが自分を大きく育ててくれる。だからもっともっと嫌な事を経験しなさい。

そして、もっと自分を信じてあげなさい」と　言ってくれた。

その言葉をじっと噛み締めている。


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発表会の曲は2曲だった。「愛のバラード」と「幽霊」

どちらも唄いこんでいたはず。どちらもいけると思っていたはず・・・・　の曲だった。

なのに信じられないミスをしてしまった。

自分の声の大きさが分からず、サビの部分でもっと声を出さなくちゃ　　　と思った瞬間

喉が絞まって見事に音がフラットになってしまった。

自分の声はいったいどこへ行くんだろう。

普通なら途中で普通の状態に戻せて、もう一度やり直せるか

もしくは、締まったままでもそれなりに力を入れていけるはずなのに

まったくコントロールが利かない。

結局、そのままで終わってしまった。

2曲目の幽霊は恐れていた通りに歌詞が飛んでしまった。

一瞬声が出なくなった。

空白の時間が・・・　伴奏の音だけが流れる。

幸い何小節かで口から出てきたが・・・　あのままだったらと思うと怖い。

ちょっとした事に気を取られてミスしてしまう自分に腹が立った。

どんなに練習していても本番は一回。

その一回のミスが命取りになる。

それを分かっていながら出来なかった自分がくやしくてまた泣けた。


本当にこの日は泣いてばかりの一日だった。

でも、これを糧に絶対に次回はリベンジしてやる。

もっともっと大きい自分になってやる。　そう心に誓った。


「全てが末来への布石となり宝となる」そう言ってくれたあなたにも感謝。