レッスンの帰り道
すっかり暮れてしまった外をモノレールから眺めながら
今日のレッスンの録音を聞く。
何度も何度も先生の言葉とメロディーを追いかける。
これが自分の身体に自然になじむ時まで・・・何度も何度も・・・
メロディーを追いかけて・つかんで・そして一緒に踊る
言葉をなぞる・・・心に頭に染み込ませる・・そして放つ
血となり、肉となって、呼吸をするように自然に出来るようになるまで
この言葉は、blogで知り合った、
NYのダンサーmikiさん「血の記憶」
体、そして血が覚えるのでしょうか。
子供がどうやって歯を磨くのを覚えるのか、お箸の持ち方を覚えるのか、それと同じなんでしょうね
一度自分の中で仕上がってしまったものを、もう一度ゼロに戻して、作り直すというのは
とても大変な作業である。
でも、それをしないと作品は仕上がってはいかない。
呼吸をするように・・子供がお箸を持つのを自然に覚えるように。
ステージでは頭で考えてどうしていこうという部分と。
頭で考える暇も余裕もなく、体で覚えていてそれを正確に再現している部分と二つある。
その部分を仕上げるには、何度も何度も歌うしかない。
私の知ってるプロの歌手の方は、ステージに上げるまで一つの曲を1000回歌うと聞いた。