昨日の和歌山は最悪の天候だった。
朝から雨が降っていたが、それに風まで強くなって来て、開場の1時間前には嵐のような天候になった。
こんな中を、本当にお客様は来て下さるのかと不安がよぎる。
そして、師匠とピアニストさんが到着した。
その頃にも天候はマシになるどころか、益々酷くなるばかりだった。
軽く音響チェックとリハーサルを済ませて、控室にて待機する。
心の中で、なんとか風だけでもおさまりますようにと祈るような気持ちで窓の外を眺め続けた。
その時、扉の開く音がした。
一人目のお客様が来られた。
胸が熱くなった。
この天候の中を滋賀県から車で駆け付けて下さった。
思わず駆け寄ってHugをした。
その後も続々とお客様が来て下さった。
お一人お一人に感謝を込めてHugをしたいくらいだった。
本当に本当にありがとうございました。
パワーを皆様からしっかり頂きました。
負けずキライ過ぎて、人に負けるのなら辞めてしまった方が楽だと
小さい頃から競争を避け続けて、結局何も続かなかった自分が
これだけ歌を歌ってこれたのは、本当に歌が好きだというのもあるけれど
支えて下さる方が沢山いたんだという事に改めて気がつきました。
そして・・・・・・・・・・・辛い事や苦しい事は沢山あるけれど、こうしてお客様達から
愛を頂いているのも、歌い続けているお陰だと、歌にも感謝をした一日でした。