西本ビルと満月と仮面
和歌山の素晴らしい文化財の西本ビルで、東京の舞台衣裳・仮面作家の柴田景子さんがビアズリ-展を10月の6日~11日の間開催しています。
素晴らしい衣装と仮面を展示されているので、和歌山の方は近郊にお住まいの方はぜひお出かけください。
本日はそのイベントの一環として、
舞踏の守田幻蝶さん・私SARAHのシャンソンにフジイミツグさんがライブペイントで華を添えてくれるという超ゴージャスなライブがありました。
会場は柴田さん作品の仮面と衣装に彩られて、なんともいえない美しくも妖しい空間が展開されていました。
それだけでもため息が出てしまいます。
そしていよいよ始まる舞踏。
西本ビルの窓から見える満月をバックに柴田さんの仮面をつけて踊る幻蝶さん。月の神様が下りてきたような荘厳な雰囲気となんともいえない幻想的な世界に我を忘れるほど引き込まれて、気がつけば涙が出てしまいました。
私のライブも私を始めフジイさんもピアニストさんも仮面を着用させて頂きました。
おそらく、会場にはなんともいえない怪しい空気が流れたと思います。
フジイさんの着けた仮面はちょっとSM系っぽかったような気がします。
フジイさんかなりお気に入りのようで「女王様とお呼び!」等と言ってましたが、フジイさんは王様ですから!! 笑
衣裳と仮面の持つ力というのは本当にすごいと思います。
本来の自分とかけ離れていく自分。
衣裳や仮面が持つストーリーに引き込まれて、自分ではない自分が歌っているようでした。
もしかすると、また年内にどこかで柴田さん幻蝶さんとコラボする機会を持てるかもしれません。