雨にはどんな思い出がありますか?
幼い頃に可愛い長靴を買ってもらって、雨降るのを楽しみにしていた。
小学校の帰りに急に降り出した雨の中を走って帰ったら、傘を持って迎えに来る母とすれ違ってしまった。
大好きなあの人と、相合傘で歩いた・・・・・・・。
色んな思い出があるでしょうね。
昔は雨の日がキライでした。
学生の頃、そんな話をしていたらある友人が「雨の日は落ち着く」といいました。
最近になって、彼のその言葉の意味が少しわかるようになってきました。
雨の日の独特な匂いにつつまれて
雨音を聞きながら、お気に入りの音楽を流す
部屋から一歩も出ずにのんびり過ごす一日がとても貴重になりました。
雨 傘
雨のふる街角に たたずむその人に近づいて 私は傘をさしかけて
どうぞいったら やさしく微笑み 小首をかしげて はいと言いました。
傘の中で肩寄せ合い 夢見る幸せ
かりそめにも 肩よせあうつかの間の夢よ
かさの上に あめの歌 やさしいささやきを二人で聞きながら 歩いてゆきました
雨よふれ もっと降れ十日も二十日も二人でこうして閉じ込められたい
傘の中で肩寄せ合い 夢見る幸せ
かりそめにも 肩よせあうつかの間の夢よ
濡れそぼつ 並木道 遠のく雨あしに私の 幸せな 夢も消えました
ほんとにありがとう と ひとこと残してその人は向こうへ 渡って行きました
傘の中で肩寄せ合い 夢見る幸せ
かりそめにも 肩よせあうつかの間の夢よ