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発表会後

発表会で人前で歌うという緊張するも、それがとても楽しいという味をしめてしまった。

それからは結構自分で歌いたい歌も探すようになった。

今までは先生から「この歌を歌ってみたら」という提案だけを受けて

先生の弾くメロディーを聴いては、ああ・・・いい歌だしやってみます

という形をとっていた。

それに私は自慢ではないが、まったく勉強しない生徒だった。

シャンソンを習っている割には、シャンソンの曲を全然知らない。

他の歌い手さんのライブにも殆ど行ったことがない。

これじゃ、本当に歌う事に情熱があったのか!?と疑問を持たれても仕方ないと思う。



この頃練習したのがエディット・ピアフの「群集」だった

マルディグラやリオのカーニバルのような人々が熱狂して踊り続ける祭り

その中で偶然出会う男女。

気がつけば、彼の腕抱かれて踊り いつしか恋に落ちていた。

しかし、人の動きが何かの拍子で変わった時に二人の手が離れる

夢中で彼に手を伸ばしても、群集の動きに逆らえずどんどん二人は離れてしまう

彼の名前を呼ぼうにも彼の名前すら分からない

彼に出会って・・・・・・恋をして・・・・そして別れてゆく  

なんどシャンソンとはドラマティックなものか。

ちょうどこの時自分もちょっと恋をしていた時期だったので

なんとなく、その苦しい思いを重ねて歌ったりしていた。

ちょっと歌えるようになった人に多い現象だが、私も自分の実力は二の次で

歌う事自体が楽しく、また、難しく大きな歌が好きだった。

今になって分かることだが、よく先生も駄目だともなんとも言わずに

見守って育ててくれていたのだぁ。。。 と、感謝。


とにかく歌うこと。練習することが楽しく、移動時間中はいつもレッスン内容を録音した

MDを聞いていた。

自分の声を聞くこと、先生の指示を注意して聞くこと

やはりこれが一番大切だと思う。
by sarah000329 | 2005-05-20 10:39 | デビューするまで
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