雨あがり

雨あがりの緑はきれい。


紅葉した葉の色よりも今の季節の緑が一番すきだ。


光に透ける部分・・・・・　葉と葉が重なったところの部分・・・・・・・・


自然が織り成す色のトーンはなんて美しいんだろう。




















落ち込みから回復しました。

私の落ち込み方は一言で言うと「凄い」だと思う。

いや落ち込みに凄いという形容詞は似合わないか・・・「酷い」かな？

とことん。落ちるところまでいく。

そして、地を這いずり回る。

この落ち込みパターンから抜け出したいとは思うのだが○○年間培ってきた心癖、そうそう簡単に治るものでもない。

人の悩みなら理性的に聞いて、論理的に答えることも出来るのだが自分のとなると話は別。

ゆえに理性のくもった頭は本能に逃げようとする。

ひたすら寝て忘れよう・食べて忘れようという方向に走る。（ストレスで太るってほんとですね）

そう、無駄な抵抗は一切やめてとにかく考えないよう努力しようとするのだが

今回困ったのはふとした事がきっかけで不眠症になってしまった。

眠れない・・・・・・・・　どんなに眠ろうとしても　眠れない。　

寝て忘れるはずのものが寝れない　忘れられない。しかもアルコールも飲めないので逃避行できない。

時間だけがどんどん過ぎていく。

時計が午前1時を回り、2時を回り、3時・・・・・4時・・・・・・・・・・

気がつくと一睡もしないまま夜明けを迎えることもあった。

眠っていないので疲れているはずなのに、ますます脳の一部は冴え渡るばかり

昼間は楳図かずおの書く漫画の血走った目のようである。


これが二週間続いたのでさすがに体が参ってしまうと思い、主治医のところに相談に行く。

そういえば・・・・新入社員の頃に一度会社がいやでノイローゼになりかけで

やっぱり相談にいったことがあるのを思い出した。

あの時、先生は「いい心療内科の先生紹介するよ。我慢しすぎたらあかんよ」と

言ってくれたのだが、その後まもなく転勤し、転勤した途端にすっきり治ってしまった。


今回も原因が分かってはいるものの、自力ではどうしようも出来ない問題なので

悶々が続いているのである。

考えないように努力しても、気がつけば思考はそっちに向いている。

胃のあたりに固いしこりがあるようにドーンと重みを感じる。（でも食欲はある）

先生は今回4日分の「睡眠薬」ではなく、「睡眠導入剤」をくれた。

「布団に入ってから飲んでくださいね」という指示つき。



夜飲んでみた。

10分後、頭に霞がかかってくる。

20分後、もう何も考えられない。体も動かない。

多分、この後は意識不明の状態になっていた。

きっと死体。

気がついたら朝だった。いや・・・朝ならいい。昼だった。

週末に飲んで正解だった。

この上、会社がある日にこんな時間に目覚めようものなら大変だ。




この意識不明なかなかいいかも。　・・・・　眠れない眠れないと苦しむよりは絶対にいい！

我慢しないでもっと早く病院に行けばよかった。

その後ライブ前だというのにお約束のように風邪をひいてしまったので

睡眠導入剤はもっと軽いものに変わり、風邪の薬と併用できるのを処方してもらった。

そして、ようやく睡眠導入剤も使わずに眠れるところまで回復してきた。



落ち込んで底辺を這いずり回る時も凄いが

そこからの立ち直りも凄い

吹っ切ったらもう大丈夫！！

何が立ち直る切っ掛けになったのかは分からないが

多分、飽き性の私は悩み続けることさえ苦手な継続行為になるのだろう。　(笑)




佐藤愛子のエッセイにあった。

芋虫のように寝転んでゴロゴロしながら「わいはアホやでぇ～　わいはアホやでぇ～」と

言い続ける。

もしかすると、この方法も立ち直りを助けてくれるかもしれない。

ただし、鏡で自分の姿を見た時に

ひゃーー！　ほんまにアホやん　　　　と　笑い飛ばせるか

うわ！　アホなことやってる場合ちゃうやん　と、現実に立ち向かうか

あうううううう・・・・　私　いったい何やってんのと　ますます落ち込むか



皆さんは、どのタイプ？？